デミアン・チャゼル「セッション」

これは狂気と執着の物語だ。ニーマンとフレッチャーが素晴らしい演奏者かと言われたら、決してそうとは言えないだろう。ニーマンは最も全体を見なければいけないパートであるのにも関わらず、自身の技術ばかりを追い求め続ける。フレッチャーは生徒を育て上…

田辺聖子「ジョゼと虎と魚たち」

この本は"男と女"を八編の短編で描く恋愛小説だ。彼らの関係からは恋愛というより情愛という言葉が似合うような生々しさを感じる。私は田辺聖子があまり得意ではない。彼女の作品では常に、鼻にツンとつくような派手な香水の香りが充満しているような気がし…

ヘッセ「車輪の下で」

この痛みを誰もが一度は感じたことがあるはずだ。周りの期待に応えられない。どこか社会に馴染めない。もがいているのに思うようにいかない。なんで自分だけ。どうしてこうなってしまったんだろう。僕たちは能天気であどけない顔をしながらも、裏ではそんな…

僕らのフェイバリットバンド、グミの解散に寄せて

どうしようもないくらいグミが好きだ。心底色んな人に聴いてほしいバンドだ。なのにこんなに早く解散してしまうのが悔しい。だって「ぼくたちホモサピエンス」なんてYouTubeで1.5万再生しかされていない。もっと色んな人に届くべきだ。私よりもっと届くべき人…

万年B組ヒムケン先生終了に寄せて

万年B組ヒムケン先生が、番組改編のため3月末で放送終了になる。この番組はバナナマン・日村、バイきんぐ・小峠、三四郎・小宮が先生となって、強烈な個性を持つ一般人のB組生徒の夢を応援をする番組だ。私はこの番組が大好きだった。 人をランク付けするの…